なぜSEO業者は嫌われるのか
MarkeZine:◎間違いだらけの「SEO批判」~なぜSEOは嫌われるのか?
検証不可能性にかこつけてでたらめ言いたい放題だからだと思うよ。
あるいはてきとうなことばっかり言うからだとおもうよ。
W3Cの勧告に従うとか、Web標準に準拠するとか、XHTMLでサイトを作成するとか。これだけでも効果はバツグンである。
W3CやWeb標準に則っていないサイトや、Internet ExplorerやFirefox、Safariでほぼ同じに表示されないページ、見出しや段落、リストで構造化されていないコンテンツは、どんなに内容が深くても、良いとは言えないのである。
W3CはXHTMLのContent-Typeにapplication/xhtml+xmlを推奨してますが、そうするとIEでは表示すらされません(ダウンロードダイアログが出ます)。
あと十把一絡げにIEとかSafariとか書いてますが、IE5.xとかSafari2以前も含めてちゃんと表示させるには、標準を捨ててtableでレイアウトするのが「ほぼ同じに表示」するための唯一の道です。
前段と後段は方向性が逆ですから、主張として矛盾しています。
検索エンジンは何を見ているか/何をすべきか
見出しと段落を使いこなす、結論を用意し論理の展開をキッチリする。そういう論文作成の手法をマスターすれば、SEOの70%は達成できる。
GoogleもYahooも文意や論理までは解析できません。出来るならワードサラダスパムはとっくに絶滅してるはずです。理解できないものは評価できませんから、検索結果にはほぼ影響しないと考えるのが妥当です。
もちろん副次的には影響します。「ほぼ」と表現したのはこれのためです。しっかりした文書は人間のためのものですし、価値の高いリンクを張るのも人間です。検索エンジンはそういうプロセスをページとリンクといった単位でとらえ、追いかけているに過ぎません。
あるいは同じキーワードを含むにしても、地の文よりも見出し、見出しよりもタイトルを重視するのは理にかなっています。地の文しかなく見出しやタイトルがなければ、検索エンジンとしても重み付けのしようがありません。
しかしそれと文書全体の評価とは別です。これは検索されたキーワードと解析済みの文書との関連性を探るには有用なアプローチですが、タイトルにキーワードが含まれているからといって文書全体が高品質だと判定するのは浅はかに過ぎます。なお、今のところ文書の品質は被リンクや更新日時(新しさ、あるいは古さ)によって計られているようです。
では具体的には何をすればいいのか。明白です。検索エンジンがより理解しやすいように体裁を整え、「検索エンジンが考える高品質な」ページをつくるべきです。
すべての文書にはパーマリンクを用意し、Googleウェブマスターツールなどを使ってページの存在を通知する。?keyword=aと?keyword=a&sort=dateと?keyword=a&sort=price、あるいはxxx.htmlとxxx.html?from=rssのように、内容がほぼ同じページが大量にあると検索エンジンは重要性をうまく判定できないので、robots.txtやmetaタグで不要なページをインデックスしないように気遣う。もちろん内部リンク網も気にしないといけません。これらはすべて人為的におこなえますが、まだ最低限の施策です。
準備が整ったら、次はもちろんページをつくる必要があります。質はリンクと更新日時によって計られますから、更新日時はともかくまずはリンクを獲得することを考えないといけません。
アクセスアップとトラップ
ここでSEOだけしか考えていないと以下のような無限ループに陥ることになります。
「リンクを獲得しないと検索エンジンで人に見つけてもらえない」
↓
「まだ立ち上げたばかりだから誰も知らない」
↓
「誰も知らないからリンクが獲得できない」
↓
「リンクを獲得しないと人に見てもらえない」
このジレンマを力業で強引に解決するのが、俗に言うSEOスパムです。数万円もはたいてくだらないツールを買い、あちこちにコメントスパム、トラックバックスパム、ソーシャルブックマークスパムを繰り返すことで、なるほどリンクは獲得できます。
このスパム行為をSEOだといってはばからない、あるいは前述の無限ループを挙げてこうしなきゃどうしようもないと開き直る、言い分は様々ですがスパムはスパムです。Google先生がスパムだとおっしゃっておられるのでスパムです。
検索エンジンにバレたら、あるいはチクられたら申し開きも出来ないまま検索結果から削除されて終わりです。自称小遣い稼ぎのアマチュアスパマーならその後なんとでもできますが、商売でやってるサイトがドメインごと削除されたらなかなか一大事といえるでしょう。
このブログのケース
正直なところ、このブログを作る前は僕も上のようなジレンマに陥ってるふしがありました。いちばん最初の集客というか、発見されるという状態がどうやって起こるのか。頭ではわかっていても経験として持ってなかったので、SEOと称してスパムする人の言い分にも一理あると思っていたのです。はてなダイアリーのように内部リンクが濃密で、キーワードページなどによる発見機会もふんだんにあるならばわかるのですが、孤島に等しい独自ドメインでやる場合はどうなんだろう、と。
とりあえずブログをつくって、更新したらGoogleやテクノラティに更新Pingを打つくらいはしましたが、それだけでもGoogleからちらほらと(マイナーなキーワードでですが)アクセスはありました。他にもサイト構造を考えるとか細々としたことをやりましたが、あまり考えても埒があかないので(というか面倒なので)ふつうにブログすることにしました。すなわち言及リンクやトラックバックを活用してなんかいろいろと書く行為をしばらく続けました。
トラックバックからのアクセスはあまり多くありませんでしたし、たいていnofollow付きリンクですから被リンクという意味では効果も薄いですが、わざわざトラックバックをたどって読みに行く人というのは情報感度の高い人です。そういう人がはてなでブックマークを付けてくれると、たまにそこから2users、3usersとなって注目のエントリーに表示されるようになると、さらに4users、5usersと膨らむこともあります。
この流れがうまくいくかどうかはSEOとかを抜きにした対人間の意味でのページの質、話題性というか、そういうものによってのみ左右されます。検索エンジンの出番はまったくありません。
そうこうするなかで何の前触れもなくConnection refused - connect(2)が30users以上になりました。特にトラックバックとかも飛ばしてないんですが、どうしてこうなったのか未だに因果関係がよくわかりません。
最初は「ニコニコ動画」キーワードを追いかけてるkoizukaさんのブックマークから波及したのかな、と思ったものの順番的にそうとも言えないっぽいですし。他に考えられるのは「ニコニコ動画」を含むエントリーを自動で収集し続けるニコニコ動画まとめwiki - ニコニコ動画まとめwikiからかな?
何にしろ、それなりに知識があると思ってた僕が予期しなかったかたちでアクセスがいっぱい来ました。その中にはフィードを購読してくれる人も何人かいらっしゃいましたから、発見される機会が今までと比べて大幅に増大したことになります。ちゃんとした記事を書けば、ちゃんと見てくれる人がいてくれるわけです。それにNicokitのときのようなことがまた起きるかもしれません。こうなるとSEOとかもうどうでもいいですね。
商売用サイトの場合
商売ならadwordsやオーバーチュアに広告を出したり、リンクシェアやA8と提携したりして、露出する方法はいくらでもあると思います。ネットに限らなければそれこそ雑誌や中吊り広告やビラなど、いくらでもあります。別にみんながみんな検索エンジンの検索結果をクリックして来るわけではありません。
広告の予算が採れないからタダないし格安で出来るSEO、というのはわからなくもないですが、スパムは先に書いたようにインデックス削除のリスクが高いですし、相互リンクのお願いとかしても検索結果に対しては暖簾に腕押しだと思います。コストパフォーマンスが悪すぎます。
あるいは海外のように、大量のブックマークを意識的に獲得するのもSEOといえます。上に書いたNicokitのような現象をわざと狙うわけです。極端にいえば、なんとかメーカーを作るとかですかね。これは別にスパムではありません、というか、Googleも勧めています。
で、広告なりSEOなりスパムなりで集客して何がしたいのかというと、当然ながら商品販売であったり見積りゲットだったりだと思います。にもかかわらず、売上やコンバージョン率よりも検索結果の順位にこだわる人はそれなりに居ます。そういう人はもう手遅れなので、遅かれ早かれスパムに手を出して自滅するか、利益をスパムツールの購入にあてるとか、日がな一日検索結果の浮沈に一喜一憂するなどしてがんばってください。
なぜSEOは嫌われるのか
こういった原則を一切説明せず、キーワード比率だのmetaタグだのといったオカルトじみた情報を小出しにするという霊感商法みたいなことをやってるからだと思いました。