デビルマン読んだ
デビルカッターは岩くだく、とかサビで延々と必殺技が紹介されるあのデビルマンをマンガで読んだ。読後、例の歌が能天気過ぎて撲殺したくなるほどマンガ版は重厚な内容だった。
第1話こそ学園ラブコメみたいに主人公と幼なじみがイチャイチャしてるものの、悪魔の存在が早々に披露され、主人公が悪魔と合体しデビルマンになってからは一転。
悪魔側の偉いのが相当な策士で、人類全体を国家レベルで混乱させ疑心暗鬼にさせる。普通に悪魔vs人類で戦争するよりは人類の自滅を狙ったほうが効率いいから。悪役がちゃんと賢いのは高ポイント。
結果、完全にバグった人類はといえば、自衛隊による魔女狩りが始まっておばちゃんが拷問器具で惨殺されたり、民間でも近所の人たちがたいまつ片手に家を襲撃し幼稚園児の首を包丁でぶった切って生首もってニヤニヤしたり、女子高生の四肢を引きちぎって棒に刺して宴会したりする。殺されたり踊ったりしてる人々はみんな、第1話では普通に生活してた人たちばっかり。人民の人民による人民のための地獄絵図。
主人公のデビルマンは悪魔たちと戦うため、中途半端に悪魔と合体して困ってる民間人の半デビルマンを集めて組織化するけど、上述のように人類がキチガイすぎるのを次々と目撃するにつれ、戦うべきは悪魔じゃなくて人類とか言い出して、いろいろあって、最終決戦ののちにマンガは終わる。
普通の人がキチガイ化するとこはなんとなく漂流教室を思い出したけど、あっちは閉じた世界での出来事なのに対して、デビルマンはごくオープンな日常生活での一コマ。のび太が恐竜と戦ってもなんとでもなりそうだけど、サザエさんのイササカ先生がアルツハイマー発症してボケたら、それはもうサスペンスだよな、みたいな。
たぶん子供が読んだらパニクりながら号泣して頼むから今晩一緒に寝てくれって訴える。なので、たとえ一夜でも子供と添い寝したい人にはオススメの5冊。自分で書いといてなんだけど、この濃度でたった5冊てのがいまいちピンと来ない。
こめんと